小物製作に音楽関連の楽しい図柄を象嵌(ぞうがん)をしようと考えているのですが、楽器の形は複雑で納まりが難しい。そこで音楽記号を検討してます。
記譜の中で音の高さを示す、ト音記号やヘ音記号、アルト記号などは『音部記号』というのですね。実は私、今日初めて知りました。
一般の方はト音記号が一番なじみで、木工小物にもよく使われています。チェロ弾きの私は、“ヘ音記号のアタマ”になっており、曲の途中でト音記号が出てくると切り替えが追い付きません。
ところで、ト音記号・ヘ音記号・ハ音記号はなぜあのような不思議な形をしているのでしょうか。
ト音とはG(ドレミファのソ、アーベーツェーのゲー)です。またへ音はF(ファ、エフ)です。それぞれアルファベットがくずれて今の形になったそうです。
そういえば、ト音記号(🎼)のしっぽは“g”に似てなくはないですね。ヘ音記号の右についている点々(:)は、“F”の右側の“旗(はた)”の名残りらしいです。ハ音記号はそのまま反転したCが二つ重なっています。
引用:
ヘ音記号にはなぜ点が二つあるの? - 宇部市ピアノ教室ブログ♪Grazioso(グラツィオーソ)
それぞれの記号は示す音のから書き始めることになっています。ト音記号は五線譜の一番下の線付近からクルクルと書きます。ヘ音記号は上から2番目の線の上に小さな黒丸を作ってから下にハネます。点々も忘れずに。ハ音記号は上下の真ん中から書きます。決して上から下へ書いてはいけません⁉
音楽は目に見えませんので、『音楽のイメージ』を二次元で表現するというのはとても難しいこと。この課題に挑戦したディズニーの「ファンタジア」という映画がありました。「ファンタジア」は続編もつくられ、とてもよい映画でしたが、私が心に残っているのは「ネオ・ファンタジア」の「悲しきワルツ」(下の動画)です。感情に訴える音楽と映像は忘れることは出来ません。
Valzer Triste - Jean Sibelius da ' Allegro non Troppo' di Bruno Bozzetto
(おわり)