CNC表現手法
ネオジム磁石が手に入りやすくなったことで、CNC工作機による木工小物製作は自由度が上がったと感じています。現在、薄もの木材を使った小物のふた開閉や、飛行機マグネットに活用。ネオジウム磁石の活用方法をCNC-ARTの特色まで昇華できたらと考えています…
先日から、このブログの記事をベースに編集した電子書籍「Mini-CNC工作機を使った木工作品の製作と愉しみ方 」の販売を開始しました。昨年末から作業を始めて、ずいぶん時間が経ってしまいましたが、ようやくアップ出来ました。 CNC-ART!Mini-CNC工作機を使…
木象嵌(もくぞうがん)とは何でしょうか? 正倉院の宝物には角や骨、貝や宝石などを嵌(は)め込んだ象嵌(ぞうがん)で装飾された楽器や調度品が伝えられているそうです。 下の書物によると、『木象嵌(もくぞうがん)とは、種々の天然木材を用いて象(か…
1.木材への塗装 塗装は苦手です。昔から気分にムラがあるのか、綺麗に塗ることが出来ません。 モノが小さく、曲線や角が多い、表面の複雑な“木材の小物”が対象であれば、なおさらです。 (1)塗装前の下地処理 最近、会得した下地処理のコツとして、 ・紙…
先日のエントリで触れたように、“ミニチュア・バイオリンの塗装”についての検討を続けています。 www.natural-arts.jp バイオリンの塗装について 先ずは実物のバイオリンの塗装について調べてみました。 バイオリンのニスについて、とても詳しく話してくれた…
先日のブログで彫刻カッターによる文字切削を紹介しました。CNC工作機を使用すれば木材に文字を切削し、表札やネームタグを作成することが出来ます。 www.natural-arts.jpしかし文字切削には欠点があります。そのままでは切削による陰影でしか文字を明示でき…
以前のブログ(下記)で、「CNC工作機による加工の欠点は、切削幅やR、切削深さはエンドミルの径、刃長に左右される。例えば入り角はピン角にならない、ミルの半径が最小R。」と書きました。 www.natural-arts.jp では、細い溝の連続である“文字の切削”はどう…
木材の小物製作において最後のお楽しみは色(いろ)・艶(つや)の変化でしょう。 製作途中のギザギザのササクレやガタガタ面が研磨されて滑らかになり、油やワックスで拭かれると、白っぽい表面が艶々(つやつや)で落ち着いた色に変わります。 先週、5種…
数か月前、東京都新宿区の「東京おもちや美術館」を訪ねました。廃校になった小学校の一部を利用して最近できた新しい「木のおもちゃの美術館」です。 goodtoy.org この施設を訪ねた目的は、木材を魅力的に見せているモノ(おもちゃ、アイテム)はないかと探…
はじめに 個人向けのコンピューター(マイコン?)が登場したとき、それがiphoneのように小さくなってほとんどの人が毎日使うようになるとはだれも思っていなかったでしょう。 繊維機械が家庭用ミシンになったように、CNC(※)工作機も一般の人が手軽に使用…
CNC工作機で特筆すべき点はコンマ1mmの精度で、金属や木材を切削できること。今回は超シンプルな “木象嵌(もくぞうがん)”で市松模様を表現します。 市松模様とは、「格子模様の一種で、二色の正方形(または長方形)を交互に配した模様。 英語、またこ…