モノノミカタ ~CNCを使った木工作品についての説明書きなど

自然と人をつなぐモノづくり。創作する上で知ったこと、考えたこと。

CNC工作機による小物製作/バイオリンの塗装について

先日のエントリで触れたように、“ミニチュア・バイオリンの塗装”についての検討を続けています。

www.natural-arts.jp

バイオリンの塗装について

先ずは実物のバイオリンの塗装について調べてみました。

バイオリンのニスについて、とても詳しく話してくれた職人さんがいましたので、上げておきます。

www.youtube.comすべて興味深い話だったのですが、一番は「ストラディバリウスは船が沈んで水を被っても生き残った。他の楽器は奏者の汗で楽器が黒くなるが、ストラディバリウスはそうならない」。つまり、ストラディバリウスは最初に水を通さない“シール”するものを塗っていて、ニスは何度も塗り重ねていないので軽くできるし、補修も簡単ということです。

“シール”されていない楽器はニスが染み込むので、何回も塗らなければならないし、水分に弱く傷みやすいということ。私も最初の楽器はドイツ製だったので思い当たります。カサカサで艶がなく古びた感じがしました。

具体的に、この“シール”するものとは何かわかりませんが。機密事項なんでしょうね。

 

セラックニスを塗ってみた

ミニチュア・バイオリンには、実物のバイオリンにも使われているセラックニスを塗ってみました。セラックニスは、ラック貝殻虫という昆虫が分泌した淡黄色の樹脂質を精製したもの(セラック)をアルコールで溶解したものです。

アサヒペン ラックニス 300ML

アサヒペン ラックニス 300ML

 

木材は年輪の部分が硬く、その間が柔らかい、細かな穴も開いているということで下地の調整が一番大事ですね。結果は、塗装検討の最初の頃で、やすりがけや下地処理が十分でないためか、ムラが目立ってしまいました

昔からシンナーなどの溶材が苦手で、頭がクラクラしますので今回のセラックニスをはじめ、油性塗料の使用は、塗装検討から外してしまいました。

(塗装検討は次回以降につづく)

 

 追記

先々週に掲載した『近藤善文展』について、「ジブリ汗まみれ」8月4日放送のポッドキャストで詳しく触れられていましたので、リンクしておきます。

→ https://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol591.mp3

www.natural-arts.jp

(おわり)

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