モノノミカタ ~CNCを使った木工作品についての説明書きなど

自然と人をつなぐモノづくり。創作する上で知ったこと、考えたこと。

近藤善文展を観覧/スタジオジブリ/アニメーター

昨日、『近藤善文展』行ってきました。会場は三重県総合博物館です。

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『耳をすませば』の猫が案内してくれます。

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ジブリグッズのショップもあります。

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会場は一部を除き撮影禁止でしたが、外にはいくつか記念撮影のスポットがあります。

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スタジオジブリで一番絵が上手かったアニメーターが「近藤善文(こんどうよしふみ)」です。1998年、47歳の若さで亡くなりました。

昨年4月に亡くなった高畑勲監督は三重県伊勢市の出身ですので、ジブリは三重県に縁があるのですね。

 

『近藤善文展』の概要と彼の経歴は以下にあります。

www.ghibli.jp近藤善文といえば『火垂るの墓』の“節子”でしょう。

幼女の“動き”をこれだけリアルに、そして愛らしくアニメ化できる人はいないと思います。

前に買った、近藤善文画文集『ふとふり返ると』には、町で生活する人たちの生き生きとした描写がありますが、子どもが特にすばらしいです。しぐさや表情、体の動きなど、アニメ風の絵ですが本物以上にリアルで感心します。

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代表作は、監督作品の『耳をすませば』となりますが、この作品は宮崎駿(みやざきはやお)が近藤善文と一緒に仕事がしたくて企画したそうです。『火垂るの墓』、『おもひでぽろぽろ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』と、ずっと高畑勲監督と一緒に製作していましたから。

 

同時上映だった『となりのトトロ』と『火垂るの墓』の製作では、宮崎監督と高畑監督が近藤善文の争奪戦を繰り広げたのは有名な話です。(下のポッドキャストを聴いてください→11:00~18:00くらい)

http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/rg/suzuki_vol22.mp3

 

近藤善文はスタジオ・ジブリを縁の下で支え、そして皆から愛された人だったのですね。

 

(おわり)

 

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